臨床心理学にいる

臨床心理学や犯罪心理学についてだらだらと書き綴るサイト。

精神障害

ミュンヒハウゼン症候群

1.ミュンヒハウゼン症候群とは アッシャーが、ほら吹き男爵とも呼ばれるミュンヒハウゼン男爵にちなんで名付けられた症候群。各地を転々としながら多数の病院に入退院を繰り返し、虚偽の多い劇的な症状や生活史を述べる患者の総称で、虚偽性障害、空想虚言…

祈祷性精神病

1.祈祷性精神病とは 森田正馬(1915)が「祈祷性精神症」と命名したもので、平常憑依、神罰、精神感通等の迷信を抱く患者に、祈祷もしくは類似した原因をきっかけに起こる一種の自己暗示性の精神異常定型で、錯乱状態、混迷状態、人格変容状態の3つに分類さ…

精神病

1.精神病とは 精神病とは、精神障害のうち、より重症の精神症状や行動障害を呈する一群の総称である。より軽症の精神障害とされる神経症の対照として用いられることが多い。とはいえ、神経症と同様に精神病も曖昧な概念であるため、限定的に使われている。 …

精神障害

1.精神障害とは 精神障害とは、精神病を含めて、平均からある程度偏った精神状態の全てを包括する上位概念である。ただし、その輪郭は漠然としており、諸国あるいは学派によって異なった内容を持つ。 2.精神障害に特徴的な症状 (1)欠陥 身体機能や精神機…

摂食障害

1.摂食障害とは 摂食障害とは、特定の精神障害に起因せず、食行動の異常をきたす障害の総称である。不食による痩せを特徴とする①神経性無食欲症と、むちゃ食いを特徴とする②神経性過食症に大別される。「anorexia=食欲がない」というのは、言葉の持つ本来の…