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シゾイドパーソナリティ障害

1.シゾイドパーソナリティ障害とは



 シゾイドパーソナリティ障害は、現実の不安や苦痛、抑うつ等に耐えられないときにそそくさとシェルターとして病理構造体に引きこもろうとするパーソナリティのことである。病理構造体によって、妄想・分裂ポジションや精神病状態に陥ることから逃れることができる。

 シゾイドパーソナリティ障害の特徴は、周囲から距離を取って孤立する在り方、万能的な振る舞い、内的な世界への引きこもり、現実感の喪失などである。自己愛の世界に深く引きこもり、理想化された対象と融合することで仮りそめの万能感に浸り、不安から逃れ、否認することができる。しかし、引きこもる程に健康な自我は痩せ細り、周囲の関心も薄れ、結果、超絶した態度を取ることに結びつく。

 なお、統合失調症型パーソナリティ障害も、上記シゾイドパーソナリティ障害とその機制ほぼ同じである。