臨床心理学にいる

臨床心理学や犯罪心理学についてだらだらと書き綴るサイト。

抵抗

1.抵抗とは



 抵抗は、洞察と変化をもたらそうとする治療者の関わりに反して、そのままの状態を保ちたいという患者の願望にかかわっている。意識的・無意識的であり、共通して怒り、罪悪感、憎しみ、愛、羨望、恥、悲哀、不安など、不快な感情を避けるための企てといえる。

 簡単にいうと、苦痛で不快なことは認めません!という反抗である。

 なお、抵抗は観察できるものに対し、防衛は観察できず、推測しなければならない。抵抗や防衛の強さは、内在する衝動の強さに比例する。