犯罪類型
常習(慣習)犯罪者(じょうしゅうはんざいしゃ) 犯罪が常習(慣習)となっている犯罪性の進んだ犯罪者の一類型。ヴァールベルクによって提唱され、アシャッフェンブルクによって、その犯罪者分類(偶発殺人、激情犯人、機会犯人、予謀犯人、累犯者、慣習犯…
激情犯罪者(げきじょうはんざいしゃ) C.ロンブローゾは、生来性犯罪者と区別される犯罪者類型として機会犯罪者と激情犯罪者をあげた。ブチ切れたことによって、冷静な判断を失い、犯行に至るもの。H.グレールのいう激情からの犯罪者と近い概念であり、酩酊…
偶発犯罪者(ぐうはつはんざいしゃ) 不注意または過失によって、犯罪を起こすことになったものをいう。この場合、機会犯罪者と同様、一時的なものであるが、故意ではない。
機会犯罪者(きかいはんざいしゃ) ワークベルクによって提唱された概念。目の前のせつな的な誘惑に魅せられて犯罪に及ぶものをいう。激情犯罪者、偶発犯罪者と並んでF.V.リストのいう瞬間犯罪者に属するが、情緒的な興奮がほとんどない点で激情犯罪者と異な…