臨床心理学にいる

臨床心理学や犯罪心理学についてだらだらと書き綴るサイト。

2022-08-08から1日間の記事一覧

クレペリンの精神病質人格障害

クレペリンの精神病質人格障害 1.虚言者 以前は「病的虚言」といわれていたもので、クレペリンは「虚偽及び欺瞞」をいう行動をとらえて一類型とした。デルブリックの「空想虚言」と全く同じ概念である。虚言者は、異常に活発な空想を抱き、その空想に熱中し…

自殺

1.自殺とは (1)アノミー デュルケムは、「自殺論」において、自殺の原因は個の要因よりも、まず社会的要因こそが重要であると述べた。社会には一定の自殺を引き起こす傾向があり、それは個人の動機からというよりは、社会的原因に大きく依存しているとい…

思考

1.思考とは …。(後日記載) (1)思考障害 …。(故実記載) (2)思考錯乱 思考過程に連続性と統一性が欠け、全体としてまとまりがないものを支離滅裂というが、意識混濁があって支離滅裂が生じている場合を思考錯乱という。症状精神病に見られる。 (3)…

自我と自己

1.自我とは 自我はフロイトが用いたIchの訳語で、直訳すると自分、私、自我などの意味を含んでいる。要するに「私」のことを意味するが、この場合の「私」は、主人公である「私」こそが全てで、それ以外の物事はほとんど関係がない(興味がない)という立ち…