臨床心理学にいる

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2022-08-02から1日間の記事一覧

躁うつ病@気分障害

1.躁うつ病とは 躁うつ病は、統合失調症と並ぶ二大内因性精神病の一つである。躁状態やうつ状態という感情の障害が、はっきりとした周期を持って出現し、通常、経過後に人格欠陥を残さずに完全な回復に至る。以前は感情病といわれ、その両極性に注目して循…

うつ病@気分障害

1.うつ病 古代からメランコリーという名で知られている状態であり、うつ病の語源(depression)は、ラテン語のdepremere(抑える、低下される)である。もともとは、精神機能の減少や障害を表す概念として用いられた。E.クレペリンは、このうつ病を悲哀不安…

気分障害

1.気分障害の成り立ち 気分障害とは、従来の抑うつ神経症や躁うつ病、情動性人格異常など、抑うつや気分の高揚などの気分変化を主とするカテゴリーの総称として、1987年にDSM-Ⅲ-Rで用いられた疾病分類である。後にICD-10においても採用されることになった。…